プレミアムドッグフードとして長い間人気を維持し続けているカナガンとナチュラルドッグフード(アランズ)。

 

飼い主

 

どちらも高品質なのはわかるけど、結局どちらを選べばいいの?

 

確かにどちらもいいのはわかりますが、いざ選ぶとなると迷いますよね。今回は、カナガンとナチュラルドッグフードの違いをあらゆる視点で比較していきます。

 

カナガンとナチュラルドッグフード 基本情報・特徴の比較

 

カナガン ナチュラルドッグフード
価格 2kg 4,708円 2kg 4,708円
原産国 イギリス イギリス
主原料 チキン ラム
対応年齢 全犬種・全年齢 全犬種・全年齢

 

カナガンとナチュラルドッグフードの基本情報については、主原料以外ほとんど一緒になっています。主原料の違いはワンちゃんにとって大きいので、ここで決定するのもアリですね。

 

次に2つの特徴の違いを比較します。

 

カナガン ナチュラルドッグフード
ヒューマングレード
グレインフリー
安全性 香料・着色料不使用 香料・着色料不使用

 

特徴についても大きな違いはなくほとんど同じと言っていいでしょう。カナガンで使用されている卵はナチュラルドッグフードには含まれていません。

 

カナガンはお肉の含有量50%以上(チキン生肉26%、乾燥チキン25%)ととても高いのが特徴。特に筋肉や内臓組織が発達する成長期のワンちゃんは成犬の4倍ものたんぱく質が必要とされているのでおすすめです。ただし、腎臓や肝臓に疾患がある場合は、たんぱく質の摂りすぎは良くないのでその点だけ注意してください。

 

ナチュラルドッグフードは、グレインフリー、牛豚肉、乳製品、卵不使用でアレルギーを発症しやすいワンちゃんにおすすめのドッグフードです。チキンが苦手という子からも人気があります。ただ、犬の嗜好性の面で言うとチキンより少し劣るので、ワンちゃんによっては食いつきがよくないこともあるようです。


カナガンとナチュラルドッグフード成分・原材料の比較

カナガン、ナチュラルドッグフードの成分をそれぞれのパーッケージ表示をもとに比較します。

 

カナガン ナチュラルドッグフード
たんぱく質 29%以上 19.25%以上
脂質 15%以上 11%以上
粗繊維 5.25%以下 8.25%以下
灰分 11.25%以下 8.5%以下
水分 9%以下 9%以下
オメガ6脂肪酸 2.8% 1.47%
オメガ3脂肪酸 0.9% 1.31%
カルシウム 1.86% 1.37%
リン 1.42% 0.84%
グルコサミン 1000mg/kg -
コンドロイチン 700mg/kg -
エネルギー100gあたり 376kcal 342kcal

 

やはり一番目立つのはたんぱく質量ですね。カナガンの方が10%ほど多く含まれています。その他、グルコサミン、コンドロイチンを豊富に含んでいるという点でもカナガンの方が栄養価が高いといえます。

 

ただし、カロリーが少し高いので、肥満気味のワンちゃんにはナチュラルドッグフードの方をおすすめします。

カナガンとナチュラルドッグフードそれぞれどんな人におすすめ?

カナガン、ナチュラルドッグフードそれぞれのポイントをまとめました。

 

カナガンドッグフードはこんな人におすすめ
  • 栄養豊富でバランスのとれたドッグフードをお探しの方
  • ワンちゃんの骨や関節を健康的に保ちたい方
  • 皮膚状態の悪化、成長の遅れ、肝臓や腎臓トラブルがあるワンちゃんがいる方
  • 栄養分が高くコスパのいいドッグフードをお探しの方

 

ナチュラルドッグフードはこんな人におすすめ
  • 100%無添加のドッグフードをお探しの方
  • ワンちゃんのアレルギー対策をしっかり行い方
  • 高タンパク低脂質、低炭水化物、低カロリーのドッグフードをお探しの方
  • 消化が良くワンちゃんのお腹に負担をかけたくない方

心臓病にはカナガンとナチュラルドッグフードどちらがいい?

心臓病には、何か良い成分が含まれたドッグフードというよりは、とにかく心臓に負担がかからない食事を選択することが大切になります。また、同じ心臓病でも目的によってワンちゃんに良いフードが変わってきます。

 

以下では、何を目的にするか、そしてその目的をクリアするにはどちらのドッグフードの方がいいのかをお話ししたいと思います。

 

肥満を予防する食事 カロリー比較

 

カナガン ナチュラルドッグフード
376kcal 342kcal

 

どちらも100g当たりのカロリーになります。カナガンとナチュラルドッグフードの1食当たりの給餌量は同じかややカナガンの方が多いくらいなので、カロリーで比較するとナチュラルドッグフードの方が低くなります。

 

肥満が気になるワンちゃんの場合は、ナチュラルドッグフードで適正体重まで戻すと良いでしょう。

 

筋肉をつける食事 たんぱく質比較

 

カナガンドッグフードの主なたんぱく質源は、チキンと卵とエンドウ豆。ナチュラルドッグフードはラム肉。2点のたんぱく質割合は以下の通りです。

 

カナガン ナチュラルドッグフード
たんぱく質量 29%以上 19.25%以上

 

カナガンとナチュラルドッグフードはどちらも安心安全の原材料を使用しているため質の良さはほぼ同じと考えてよいでしょう。

 

ただ、カナガンの方が使用しているたんぱく質源が多く配合割合も多いので、心臓病による筋力低下が気になっているワンちゃんには、カナガンドッグフードの方がおすすめです。

 

ナトリウムを制限した食事 塩分量比較

 

カナガン ナチュラルドッグフード
塩分 0.24% 0.23%

 

両方ともほぼ同じ数値ですが、ナトリウム制限を細かく行う必要があるワンちゃんにはナチュラルドッグフードがおすすめです。

 

おすすめでご紹介しているネルソンズドッグフードはさらに低い0.21%ですので検討してみるのも良いかもしれません。(ネルソンズドッグフード7ヶ月~7歳対象)