ワンちゃんの健康を考えて手作りドッグフードを考えている方も多いと思います。こちらのページでは、手作りフードにおすすめの野菜、逆に使用しない方が良い野菜についてご紹介していきたいと思います。

 

手作りドッグフードでおすすめの野菜は?

 

手作りドッグフードにおすすめの野菜は色々とありますが、その中で特におすすめしたいのが、ズッキーニ、やまいも、サツマイモ、いんげん、大根、白菜、もやし。過剰摂取を避ければ、にんじん、えんどう豆、かぼちゃ、サツマイモ、キャベツ、ブロッコリーもおすすめです。

 

具体的な量はワンちゃんのサイズによって変わってきますが、基本的には野菜と果物類合わせて全体の3分の1以下になるようにしてください。

 

おすすめの野菜の栄養価

 

上記でおすすめした野菜の栄養価を簡単にご紹介します。ワンちゃんにも好き嫌いがあるので、栄養価が高くよく食べるものを中心にしてあげると良いでしょう。

 

ズッキーニ

見た目はきゅうり味はナスですが、実はかぼちゃの仲間。カリウムが塩分を体外に排出してくれるので、高血圧に効果があります。その他、ビタミンCやβカロテンも豊富。

 

やまいも

ミネラルが豊富なやまいも。犬にも人間と同じように生で与えて問題ありません。特有のネバネバ成分がいに膜を貼るので尾長の調子が悪い時などに加えると効果的です。

 

もやし

もやし(アルファルファ)には多くのビタミンが含まれています。中でも犬にとって大切なビタミンCが豊富。

 

意外ともやしが大好物というワンちゃんも多くプラスしやすい食材だといえます。お財布に優しいのも嬉しいですね。

 

大根

大根は、根だけではなく葉の部分も与えることができます。根には、ビタミンA、ビタミンC、葉にはβカロテン、カルシウム、ビタミンCを多く含みます。

 

大根おろしとして生の状態でも与えられるので、加熱による栄養素の破壊を防止できるのがポイント。

 

白菜

白菜には特筆した栄養素はないですが、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、リン、鉄などバランスよく配合されています。カサましとして重宝する食材でもあります。

 

過剰摂取に注意が必要なおすすめ野菜

 

分量をきちんと計算して与える必要がある野菜をご紹介します。どれも量を守れば問題なく与え続けられる食材です。

 

にんじん

ビタミンA、カリウム、食物繊維が豊富なにんじん。人間と同じで犬にとっても緑黄色野菜は大切な食材です。過剰摂取すると肝臓に蓄積されることがあるので注意が必要です。

 

かぼちゃ

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンKなどビタミン類を多含み栄養満点なかぼちゃ。糖質が他の野菜より多いので、ダイエット中のワンちゃんの場合は調整してください。

 

独特の甘みがあるので、おやつとして与えるのも◎

 

サツマイモ

犬の嗜好性が高いサツマイモ。ドッグフードに含まれることも多いですね。ビタミンやミネラル豊富で便を柔らかくする効果や血中コレステロールを下げる効果があります。太りやすいため過剰摂取に注意。

 

いんげんやえんどうなどの豆類は、消化不良を起こしたり、過剰摂取で中毒症状を起こすことがあるといわれていますが、いんげんを与え続けて長生きしたという飼い主さんもいるため、意見が分かれています。

 

個人的には、下処理を行い、与えすぎなければ問題ないと考えています。


ドッグフードに使ってはいけない野菜

犬によくない野菜は何点かあります。有名なのが、玉ねぎや長ネギなどのネギ類。これは、良くないというより絶対に加えてはいけない食材です。量によっては命を落とすことがあるので注意してください。

 

ネギ類

ネギ類に含まれるアリルプロピルジスフィドという物質が、血液のヘモグロビンを破壊し、溶血性貧血を起こすとされています。

 

ネギ類だけではなく、ニンニクでも同じ症状を起こします。他の食材と一緒に調理することも避けてください。

 

なす・じゃがいもの芽

ナスやじゃがいもに含まれるソラニン・チャコニンは、吐き気や震えの原因になります。加熱しても消えない毒素なので犬の食事には不向きです。

 

たけのこ

結石の原因となる硝酸を多く含みます。また、消化が悪いため内蔵に負担がかかることも。少量をしっかりと茹で、細かく切ればそこまで問題ありませんが、与えない方が無難です。

 

ゴーヤ・ごぼう

食物繊維が多く、人間にとってはとても大切な食材ですが、犬の場合は、お腹の調子が悪くなったり、下痢を起こすことがあります。

 

コロコロ便が出る場合に応急処置としてごぼうをプラスすることはよいですが、毎日与えるのはNGです。